収入保障保険とは

保険金を毎月受け取り続けて意味があるの?

収入保障保険とは遺した家族の生活費を毎月受け取る保険です。これによって保険金の受取期間が長ければ長いほど、保険金の受取総額が大きくなるのです。

 

この子と妻を守る保険が収入保障保険

生命保険にはたくさんの種類がありますが、よくあるものを大きく分けると

・死亡保障が高額となるもの
・医療費の負担を軽減できる保険
となります。
他に
・年金保険のように、資産運用目的の保険
があります。

 

しかし家庭により必要な保障は異なりますので、ライフスタイルや家族構成によって保険の種類を決める必要があると言えます。

 

「家族の生活費を守る」目的の生命保険は、内容が充実した保険や死亡保障が大きい生命保険ほど保険料が割高になりますので、若い世代で子供がいる家庭では高額な保険料は家計の負担になってしまいます。

 

「若い家庭は子供が自立するまでの時間が長いので多額の保険金が必要」という実情があります。
例えば死亡保障3000万円の定期保険に加入していても、子供二人を20年以上育てるための生活費や学費の総額を考えると、決して十分な金額とは言えないのです。
その点で最適な保険が「収入保障保険」です。
安い保険料で「保険金の受取総額が」高額の、死亡保障が受けられるメリットがあります。

 

基本的には死亡や高度障害になった際に保険金が支払われる生命保険ですから、入院給付金や手術のための給付金は一切ついていないシンプルな保険となります。もちろん特約を付けることで手術や入院にも対応することが可能です。

 

さらに後述しますが
・受け取り保険金は、一度に多額のお金が「出ない」。
・「保険金は均等額を毎月受け取る」
ということで、保険料が一般的な定期保険と比べても安くなっています。これが収入保障保険の最大の特徴です。

保険金を受け取る期間と保険金の関係

収入保障保険は、生命保険会社の保険金の支払い方法、つまり私達からすると保険金の受け取り方法が特殊な保険と言えます。

 

自分が死んでしまったとしても

終身保険や定期保険では、契約したお金額が一括で保険金として支払われますが、収入保障保険ではイメージ的には給料のように毎月決められた金額が生命保険会社から支払われると言う特徴があります。

例えば契約時に「現在30歳の夫が60歳になるまで、毎月15万円の受け取り」と決めると、保険金支払い事由になる、被保険者(生命保険を掛かる人:例えば夫)の死亡や高度傷害が生じた後に、毎月15万円が生命保険会社から振り込まれることになります。
その、毎月受け取る保険金の合計額が、保険金受け取り期間が長ければ長いほど多額になるのです。

 

上記の例で
・夫が30歳で死亡したとき
夫60歳相当時まで毎月15万円x12か月x30年で、合計総額5,400万円の保険金受け取り
・夫が40歳で死亡したとき
夫60歳相当時まで毎月15万円x12か月x20年で、合計総額3,600万円の保険金受け取り
・夫が50歳で死亡したとき
夫60歳相当時まで毎月15万円x12か月x10年で、合計総額1,800万円の保険金受け取り
このような保険金受け取りになります。
「若い家庭は子供が自立するまでの時間が長いので多額の保険金が必要」という実情をカバー出来ると思いませんか?

 

よくある定期保険よりも、保険料が安くてこれだけ保険金を受け取れれば、例え子供が0歳のときにあなたが死んでしまったとしても、奥さんが体を壊すまで働く必要も無いし、子供が自立するまで、ちゃんと子供を躾けて社会に出せるよう、奥さんかだって子供のための時間を確保できるでしょ?

 

もし、あなたが若くして死んでしまったら、高度障害になってしまって働けなくなったら
定期保険の保険金だけじゃ、何十年以上もの生活の保障(お金)が足りなく、てもしかしたらあなたの子供が高校進学でさえも諦めなければならないかもしれないのです。
募金制度は素晴らしいですが、あなたのお子さんが自分の学費のために募金箱を持つような苦しみを与えたくないはずです。(暴言ですみません)
実際は、この平成の時代でも保険金不足で生活費も学費でさえも困っている遺児がいるんです。

 

ライフプランなんていうカタカナなんてどうでもいいんです。「家族を遺してしまう」ことになっても、子供が安心してやりたいことをやって勉強して、目標を叶えて、社会人になれる「準備と保障」をしましょうよ!
というのが収入保障保険でもあるのです。

先に収入保障保険の欠点を書いておくと

若いうちはそんなに気にしないでもよい範囲ではありますが、家族できたら稼ぎ頭が万が一になってしまったことを考えないといけません。
収入保障保険では保険会社によって契約内容にも様々な種類があるため、まずはこの先の将来どのくらいの資金が必要かを試算しないと保険金額を設定できないので、そんなに簡単には選ぶことができない保険と言えます。さらに保険金の受取期間や保険金の額に関しても、長期の受け取りで高額な保険金になるような形ですので、よくある生命保険の保険金受け取りの常識外になります。
保険の口コミサイトでもよく言われていますが、保険期間末期になるとあまり美味しくない保険にもなり得ます。

 

実は、生命保険商品のランキングサイトで売れ筋商品になっている収入保障保険ですが、ランキングや口コミなどで悪く言われる点は
生命保険会社によって加入年齢範囲が違います
毎月受け取る保険金の設定額も結構バラバラで、あると生命保険会社は上限で毎月30万円までの受け取りが設定できるのに、ある生命保険会社は年齢によっては30万円の受け取りが設定できないなどがあるのです。

 

収入保障保険の最大の欠点は「所得税」です。これは税制があるので仕方ないのですが、現在の所20%が源泉税として納税する義務が生じます。
こればかりはランキングサイトなどを見ると結構叩かれていますが、税法上仕方ないことになります。

 

総額で高額な保険金

一般には契約期間の満了までの間に死亡または高度障害になった際に、契約期間が満了するまでの間、毎月保険金が支払われます。契約してから間もない頃に死亡すると長い間受け取ることが可能ですから、総額では高額な保険金を受け取ることが可能です。

 

一方で、契約期間の満了が近い時に亡くなると、僅かな期間だけしか受け取ることができないのです。
具体的に言えば30年の契約で5年目に亡くなれば残りの25年間は保険金が支払われますが、25年でなくなった場合には5年間分しか保険金を受け取ることができないのです。
それが上記でも書いた「あまり美味しくない保険」たる所以です。

 

収入保障保険は年齢とともに保障額が少なくなっていく生命保険ですから、年齢が高くなってリスクが増える時期の保障が抑えられているといえます。
高齢のリスクは主に病気・入院対策ですので、それは別個に医療保険に加入すれば良いのです。「家族の生活費を守る」目的の場合子供が自立しているのに多額の保険金をもらう意味がありません。高齢になるほど保険金が減る収入保障保険はある意味合理的と言えるのです。

なんで収入保障保険が注目されるのか

俺が死んでもこの子の夢はあきらめさせない

収入保障保険の欠点を大分書きましたが、なぜ収入保障保険が注目されているかというと

子供がまだ小さい家庭は、子供が大卒社会人になるまでの保障期間が長くなります。遺された子供や妻の保障期間の長さに比例してお金が必要なのです。
受け取る保険金総額が高額な割に毎月の保険料が安い点にメリットがありますので、若い家族のご主人が万が一の時など、遺された家族のうち、子供が社会仁になるまでの長い間を保障するのにうってつけです。

 

例えば
1年分の生活費は
(水道光熱費、被服費、食費、消耗品、通信費、雑費)×保障年数
+ 教育費(塾、習い事、学費など)×子供の人数
という計算になります。
保障年数=末子が0歳なら22年、末子が5歳なら17年が必要になります。

 

よくある悲惨な例は、例えば子供が0歳と2歳の時に夫が死んで、受け取った3,000万円が10年で無くなったなどがあります。

 

死亡保障3,000万円の定期保険だけに加入している若い家庭の場合、30歳で死んでも3,000万円、60歳で死んでも3,000万円の保険金です。30歳で死んで3,000万円の保険金だと、上記の例のように保険金が不足することが多いようです。
一方、子供が全員自立しているのに3000万円の保険金をもらっても、子供は自活できるので保険金の意味がありません。
「若い家庭には多額の保険金が必要、年配の家庭にはたいした保険金はいらない」
収入保障保険に加入することで、若い家庭ほど大きな保障が必要だという問題を低保険料で解決出来るのです。

 

 

また一度に保険金を受け取ると、意味無く使ってしまうこともありますが、毎月支払われることで流動性のリスクを減らすことができるのです。
収入保障保険は、保険金の受取総額で考えると年齢とともに保障額が減っていく保険ですので、定期保険のほうが有利な状況があると言えますが、「若い家庭は子供が自立するまでの時間が長いので多額の保険金が必要」という現状を保障する機能は、収入保障保険が優れていると言えます。

 

まだ小さな子供がいる場合には、経済的な保険料で高額な保険金が受けられる収入保障保険が適していると言えます。
これは、保険のランキング・口コミサイトでも褒められています。

 

余談ですが、生命保険会社のランキングサイトは「生命保険会社を口コミやランキングなどで比較」がおすすめです。こんな視点で保険会社をランキングすることもあるんだなぁ。みたいな感じの、25社の生保をランキングしたサイトです。

ベアを組んで保障を構築すべし

メリットが多い収入保障保険ですが、死亡・高度障害保障以外は全て特約になる点に注意が必要です。特約を付けると保障内容の充実が図れますが、保障内容が充実した分については保険料が割高になってしまうのです。
ですので、医療保障やガンの保障などは全く別の単体の保障として加入すべきです。

 

また、収入保障保険の意外な落とし穴は「まとまった大きなお金が受け取れない」ので、例えばご主人が他界されたのを機に引っ越しをしなければならないとか、ご主人が高度障害になったときの家の改造費用(バリアフリーにする、障害者用の設備を購入する)などの費用が捻出しにくい保険でもあります。

 

これを防ぐために比較的保障額が低い定期保険(保険金500万円から1000万円など)に同時加入しておくと良いでしょう。